8 薩摩琵琶の構造
胴体は裏・表の板があり、桑の使用が多い。裏の板は彫ってあり、表の板は張ってある。
柱は4つ。名称は上より大干・上柱・中柱・下柱。柱はホウの木で出来ているのが普通。
上柱を押さえると4度:ファで中柱を押さえると5度:ソで下柱を押さえると6度:ラ。
大干は半音の位置に置いてあるが、実際は半音を出さない。2度:レを強く弾く。
曲の盛り上がっているところでこの位置で弾くため、強い音が要求される。
(1)調弦について
糸は絹で出来ており調弦はドレドレ。
第1弦と第3弦は同音である。
第2弦は第1弦と第3弦の4度下の音、即ち5度である。
第4弦は第2弦より5度上の音即ち2度である。
(2)撥について
ツゲで出来ている。
(3)薩摩琵琶の手
旋律は一定しているが、その他に歌の旋律の類型に応じて「大干」や「中干」などの
決った手が用いられる。また、トレモロ奏法を多用する。「
地の崩れ」「干の崩れ」「上段の崩れ」などの「崩れ」は、
合戦場面や急迫した場面に用いられる。

